見たところ、宿泊客は我が家を含めて3組のみである。
「こんな稼働率でやっていけるの?」
リーに問うと、まもなく来る繁忙期にはこの一帯宿泊予約不可能になるくらい混むと言う。
たしかにリーはそう言っていた。本格的なシーズンが来る前に行こうと。6月下旬には夏休みに入る学校もあるため、この6月上旬を選んだのだった。
611号室入室時にゴキブリ、こがね虫、トカゲを目撃し、どうなることかと案じたが、その後はトカゲが時折ささっと移動するのを数回見かけただけで済んだ。
前日寝不足のせいもあり、ぐっすり熟睡。7時には洗髪、メイクが終わり、ランと敷地内を散歩、中央部にある小さなプレイゾーンで2人ブランコに乗った。
食堂などないペンション、7:35、従業員が朝食を届けてくれた。
ミルク、サンドウィッチ、グァバ。グァバは台湾で実にポピュラーな果物の一つで、年中口にすることができる。朝食は量も十分でおいしかった。
8:30頃チェックアウト。無料のミネラルウォーターはすべていただいて行く。台北よりさらに太陽ギンギンの墾丁、水分補給は必須だ。
6月12日、今日も快晴。地図を見ながら広い国定公園内のいろいろなスポットを巡る。観光名所、スポットを中国語で「景点」という。墾丁はまさに景点の宝庫だ。