私たちは車に戻り、ディナーはどこでしようかと話し合いながら走る。
大小「海鮮炒菜」の店があちこちに点在する。これは希望する海の幸を炒めてもらって食べる店だ。海辺の町ならではの新鮮な魚介類を楽しめる。
だが、なかなかそこで食べる気にならない。そこで、もっとにぎやかな町中へ戻ることにした。
リーはこれまで一度だけ友人と墾丁へ来た時寄った食堂があり、そこがまだ営業しているかもしれないので行ってみないか?と言う。鴨肉料理専門店らしい。おいしかったと言うし、私が鴨肉好きというのもあるのだろう。
私は賛成して、彼の運転に任せる。
果たして、暗くなった町に「鴨肉蔡」という看板が見えて来た。
よかった。その店はまだそこにあった。
近くに駐車し、満員に近い店に入る。すごい熱気だ。店員たちも目の回るような忙しさだ。
夕食にありつけたのは7時頃。このにぎわい、さすがに納得の美味である。
墾丁に行かれる方、覚えておいてください。いわゆるメインストリートにこの店は今もあるはずです。
その後、リーがビールを飲みたいと言うので、ペンション近くの7-11へ寄る。娘たちはアイスクリーム、私は豆花のデザートをいただく。地元高校生らしい男の子たちが、ランとメイの相手になって、しばし遊ぶ。
すこし涼しくなった最南端の夜。