この日は地下2階からゆっくり見て回る。ランに三輪車を買ってやることにしたからだ。日本ですっかり上手に乗れるようになった2歳半のラン、もう買い与えてもよい時期だった。
赤や黄、青の配色が可愛い三輪車が見つかり、親子で喜んだ。
それにしても、ランは一向にトイレで用を足すことができない。
ネットなどで調べてみる。ママ仲間の意見も聞いた。
だが、まちまちで私の結論は曖昧なままだった。徹底的にパンツトレーニングし、2歳そこそこでおむつが不要になる子もいれば、3歳まででいいという声もある。「小学生におむつしてる子いる?いつかは必ず取れるんだから、カリカリしないで」との大胆な(?)意見もあった。
まあ、半分くらいはトイレでできるのだから、この夏もうひと頑張りしたらいいか、という心境になる。
それに、家にはもっとがんばってほしい者もいた。
リーは7月14日、ボブ呂がオーナーを務める会社の面接に行ったが、どうなることか下旬に入ってもはっきりしなかった。給料は、私も勤めていた会社より2万元マイナスと提示されてもいた。
そして、ほぼそこに就職決定した頃、メールでさらに1万元マイナスの通知が来る。
当時の台湾ドル1万元は、約35000円だった。