この辺りは田舎で、私立のものはなく、各校区にひとつ保育園や幼稚園、小学校があるだけである。
日本滞在は約2ヶ月の予定だったが、2歳半のランにさらに社会生活を味わわせてはどうかと思いついたのが保育園短期入園だった。
保育園は幼稚園と体系が異なり、保育料が家庭の収入に応じて決められると聞いていた。幼稚園よりかなり高いらしいが、既に定年退職して長い父の収入なら安いものだろうと楽観していた。
ところが、保育園へ行くと、大歓迎だが保育料の詳しいことは市役所で訊いてほしいと言われた。
後日、説明を受けると、海外在住であってもあくまで父親の収入をもとに算出するため、1ヶ月の保育料は4万円を超えることが判明。週何日かだけにして日割りにするとさらに割高になり、手続きも厄介そうであきらめることにする。><
その分、町の子育てセンターに頻繁に連れて行ったり、各保育園や幼稚園が定期的に行う園開放日を目いっぱい利用させてもらった。
リーの日本滞在は一週間。
4月25日は両親に娘たちを任せ、2人で神戸日帰りぶらり旅に出た。子どもたちがだいぶ成長したからこそ実現したささやかな息抜きだった。
かつて1年余り暮らした神戸。
東京出張は多かったが、神戸は初めてのリー、私は三ノ宮、中華街などを案内し、市役所24階にある大好きな展望台にも上った。
そして、メリケンパークから45分間クルーズへ。(当時、大人1000円)よく晴れて暖かく、建設中の神戸空港も見えた。
もともとアレルギーのあるリー、ここ数日どうも花粉症にやられ、クルーズ後薬局で薬を求める。台湾には花粉症がないため、すぐ治るだろうが、かなりつらそうであった。
何はともあれ、楽しい春の1日に感謝。