2009年09月16日

美しき漢江の流れ。江南は新開発地域。初めて江北を訪れる。

ソウルを東から西に流れる漢江。
これを境に東側を江北、西側を江南と呼び、私はこの江南の方で暮らしていた。
リーが東京から帰った翌日、台商協会の中で最も親しくしていた張さんが私たち一家を昼食に誘ってくれた。自宅近くの大通りまでマイカーで迎えに来てくれて、にぎやかに出発。
張さんはもう長く韓国に住んでおり、ソウルにもとても詳しい。
リーよりかなり年配で、一見無愛想だが、こうした厚意ある人物で意外に子供好きであることがだんだんわかってきた。

この日、私と娘たちには韓国に越して来て以来、初めて江北地区に足を踏み入れた。
江南地域はわずか数十年前に開発が始まったばかりで、日本でいう高層マンションに相当するアパートブームを巻き起こし、誰もが憧れる街づくりを目指し発展してきた。高級レストランや有名ブティックが多く、洗練された雰囲気をかもし出している。
一方、江北地域は歴史的文化財が豊富で、明洞、東大門市場、南大門市場など、おなじみの繁華街があるのもここである。

初めて越える漢江は美しい。ランもうれしそうだ。
張さんは車を駐車場に停め、目当てのレストランまで歩く。たくさん様々な店が並び、しばらくショッピングに耽りたい気分だったが、張さんを待たせるわけにもいかない。聞いていたように、たしかに江北の方が物価が安いことをはっきり実感する。
「また、家族だけで来たらいいよ」
と、リーが言う。そうできればいいけど。

木造りの立派なレストランで張さんおススメの品々をおいしくいただく。11:00すぎに着いたが、そのうち広い店内は満席に。人気店のようだった。
ソウルの別の一面を垣間見る、貴重な一日になる。
ソウル支社を遠くない将来にたたむかもしれないとの社長の弁を、数日前リーから聞いた。
いやだ。ソウルを離れたくない。
私は心からそう思うようになっていた。



posted by マダム スン at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | リー新任地、ソウルへ移住 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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