台風接近時からゆうべまで、夜、室内も29度止まりと涼しく感じる。
思った以上に今回の台風は強烈だった。
台東の有名な温泉地では川辺のホテルが地盤が緩み全壊するし、最大雨量が2900ミリを記録した地域もある。水不足が嘘のように吹っ飛んでしまった。
昨日、台北はすっかり風は止んだが、ほとんど終日雨が降っていた。そんな中、午後私は262のバスで市内へ行き、「審計部」で降りた。台北駅に近い中心部だ。そこに、二胡が縁で知り合った日本人夫婦が住むマンションがある。
ご主人が日本企業から派遣され、台湾で半導体に関する仕事をしている。奥さんは元同僚で、30そこそこの2人は新婚だ。台湾に来て2年ほどになる。会うのは約1年ぶり、3時間あまり話が弾んだ。
ご主人曰く、ここ1年ほどで台北に派遣されていた日本人(家族)が帰国した事例は結構多い。不景気ゆえ、カットできるところから出費を抑えるのだ。
海外に派遣されると、家賃、光熱費などを会社が負担する場合がほとんどだ。昔聞いたが、台湾に駐在する日本人社員(とその家族)もかなり良い待遇で、リッチな生活を送る人も少なくないとのことだった。それを維持することが難しくなったのだろう。
買物に出るという2人と一緒にバス停まで歩き、別れた。雨は依然降っていた。
今日、午後は「二泉映月」3度目、蔡老師の二胡レッスンがある。ランもピアノレッスンの日だ。
昨日会ったご主人の方が二胡を習って1年ちょっとになる。だが、なかなか熱心な良い先生にめぐり会えず、今の先生で既に4人目だそうだ。トホホ、、、お気の毒に、、、、、
その点、私は4年間蔡老師ひとりに世話になってきた。先生を替えたいなんて考えたこともない。本当にラッキーだった。