メイよりはるかに暑がりなランはスイカ好き。昨日は他の用事で市場を通った時、蚕の繭玉みたいな形のスイカの4分の一が100元(約330円)でそれを買ってやった。大型スーパーで丸ごと買えば180元ほどとさらに安いが、その繭玉は大人の男性が両手でやっと抱えられるほどの超特大! 割高でも4分の一で十分だ。
日本のような緑地に黒い縞模様の小玉スイカもあるが、数が少なく、繭玉形特大の方がおいしいとリーは言う。
今日は9時に娘たちと家を出た。
今朝になってから決めたのだが、このブログでも再三登場した新店市の大坪林に出かけた。新店市は2001年、2度目の留学時からリーに嫁ぐまで暮らした馴染み深いところだ。李姐が勤めていた皮膚科も、八里のシスターが所属する聖心会と同系列のカトリック教会もそこにある。その日本人のシスターを探してくれた恩人の何姐と会うのが最大の目的だった。
去年まで10番だった、ここから大坪林へ乗り換えなしで行けるバスは1080と1073に番号を変えていた。でも、ルートは同じ。
教会が運営する多目的ホール、小規模ホテル、聖母公園、マンションが白い瀟洒な教会と同じ敷地内に集まっている。
何姐以外にも、それらの施設で働く何人かのスタッフとは8年来のつき合いで、いつ訪れても歓迎してくれる。
台湾の家庭に入り、決して順風満帆でなかった。胸を痛めたり、泣いたりするたび、「帰れる場所」のひとつと思えたのが、この大坪林教会一帯のやさしい環境であった。
何姐は先日会った元看護士李姐と同年代。しかし、独身で年老いた母親と教会の近所で暮らしている。彼女も大切な大切な「姉さん」だ。
短い時間だったが、ランとメイも一緒に大坪林へ行き、長年の知人に顔を見せられて本当にうれしい。
帰宅すると1時。用意していたカレーライスでランチ。
娘たちは緑豆アイスをデザートにいただく。これはリーが作ったものだ。
日本では緑豆はほとんど食さないが、台湾では小豆同様ポピュラーだ。「温」質の小豆は冬場、「寒」質の緑豆は夏食すのが良いとされる。