それから、リーが来日中に遅ればせながら結婚指輪を作りに行ったのだが、ちょうどその日に出来上がったので、お店に取りに行き、さっそくはめた。リーのは郵送せず、夏、ソウルへ持って行くことになった。シンプルなプラチナだ。
「指輪ってしたことないし、指に物つけるの気色悪いよ。」
とリーは最初訝ったが、なんとか説き伏せペアリング。
以来、今でも外出する時だけはめている。
指輪は指をきれいに見せてくれるが、男性の指輪も粋でいいものだ。
さて、この頃、ランは困った「遊び」(?)をするようになる。
あまり言いたくはないが、自分のうんちを触ったり、並べたりしてベッドや座布団の上に放置するのだ!
最初、何かわからなかった。
注意してもその5月下旬頃、数回くり返した。
1歳7ヶ月のランが話せる日本語は、じい、ばあ、よいしょ、お外、痛い、固い、パン、ワンワン、ぶーぶー、パパ、ママ、キティ、バイバイなど。
しかし、いちばんしきりに使うのは短い中国語だった。
それは「餓ー、餓ー!」(咽喉の奥から出す「アー」の音)。
「お腹が空いた!」という意味だ。
ランはたしかによく食べた。
ランのうんち遊びが止んだ5月末、私は夜中激痛で目が覚めたり、寝返りも打てないほどの腰痛に襲われダウン。
なぜ?
原因が思い当たらなかった。