2009年04月29日

初家出、日帰りに終わる。

中国語学校を卒業して時間が経っており、クラスメイトなるものはいなかったし、仲良くしていた韓国人の同僚宅へ突然押しかけるのは気が引けたし、妊娠も後期にさしかかり、動きにくく、その上一泊できる可能性が高いところとなると実に限られていた。知人・友人と呼べる人が多いと言えるか否かはわからないが、いざ長時間とどまれる場所となると難しかった。

そんな中で、やはり足が向いたのは、かつて暮らしていた新店市の教会だった。あそこなら教会が所有、運営する公園、ホテル、多目的センターなどもあるし、そこで働く職員や関係者、神父さまなどにも知り合いが多く、少なくとも面識ある誰かに会えることは確実だ。ちょくちょく電話をしたり、都合が合えば会って話す何姐も近辺に住んでいて、うまくいけばちょうど教会内にいるかもしれなかった。何姐は独身で、事情を話せば自宅に泊めてもらえるかもしれないし、そこのホテルも空室があれば宿泊できるはずだった。

結構距離はあるが、バス一本、一区間にあたる15元ぽっきり、30分前後で行ける。OL時代何度も通ったコースでもあった。
果たして、幸い、何人かの知人と何姐にも会えた。やはり、心安らぐ「帰って来てよい、数少ない居場所」であった。
何姐には、その日急に出て来た理由を話はしたが、彼女から「うちに泊まる?」と訊かれなかったし、親しい仲だからこそ言い出せない遠慮があり、何姐宅泊構想は消えた。
ホテル泊も何度も考えたが、無断外泊はリーの怒りを助長する恐れがあるし、何と言ってもランが恋しかった。
結局、またバスで帰宅したのは9時15分頃。もちろんリーとランは義母宅から帰って来ていた。リーには叱られなかったが、翌日、義母に電話をかけるとかなり意気消沈しており、私はすぐ彼女に会いに行った。
posted by マダム スン at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2子出産も台湾で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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