2009年03月14日

いざ、フランスなんとか写真館へ。

私がその記念写真文化に最初に触れたのは、最初の台湾留学の時住んでいたアパートだったと記憶している。
知人から紹介されて、部屋をシェアしてもよいと言われた新婚夫婦のもとに身を寄せたのだが、その家の壁に大小いくつかの額に入ったウエディングドレスや色ドレスを着た新婦とタキシードの新郎の、文字通りラブラブを絵に描いたような写真が飾られていた。画質はきれいだし、2人のポーズや表情は板につき、サマになっていて、一見素人には見えない。タレントのブロマイドを想起させる出来ばえなのだ。日本人の私から見ると、なんともまあオーバーで、見ている方が恥ずかしくなるほどの、まさにラブラブなのだが、その後、それはうちの大家さん夫婦だけが度胸のある人間なのではなく、台湾に長く、深く浸透した文化、慣習なのだとわかり始める。

私は絶対ああいうことには向かない。あんなポーズ、できないでしょう、いいトシして・・・・・

そう思っていた。だから、ああいうポーズは避けるとして、とにかく記念写真は撮りたいなあと考えたのである。
もう、台湾のいち文化なので、そのテの写真館はごまんとあるが、家から近く、好印象があるというと、最寄の地下鉄駅前にある法国なんやら、というところしか思い浮かばなかった。法国、とはフランスのことだ。日本同様、台湾も欧州にある種の憧れがあるのだろう。
リーも同意したので、バイクで5分ほどの華やかさとシックがうまく調和したフランスなんたら写真館へ。
女性中心の豊富なスタッフに迎えられ、すぐ撮影の打ち合わせをする。ランは満5ヶ月、よく笑い、そのとろけるような笑顔は、スタッフたちの仕事の手を止めるほどだった。
posted by マダム スン at 04:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 母になって | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック