2009年03月05日

台東、チェックイン前のドライブ。

花蓮と台東という台湾東部2縣は、台湾の人が好きな地方であるらしい。台北生まれ都会っ子のリーは都会嫌いで、その当時、どこまで本気かわからないくらい東部移住構想を熱く語っていたものだ。
私も初めてその2縣を訪れてみて、彼の言葉が理解できた。適度に拓けていて、自然も豊かで、町並みにうまく植物の美が活かされ、素敵な場所が多い。もちろん、首都台北よりずっと地価や物価も安い。
「しかし、僕がここでできる仕事がないのが問題だな、、、、、今から教職免許取って先生になるってのもテだなあ。」
と言う。私の父はかつて教師をしていた。それはいい!と一瞬思ったが、すぐ我に返り、思わず口を挟んでいた。
「あなたに先生は向いてないわョ。」
私に対してだけかもしれないが、めーったに、いや、ほぼ皆無に近いほど人をほめないリーの性格では、生徒が可哀そうに思われた。

台東で宿泊するのは知本という温泉地だった。
チェックインする前に、お天気もよいことだし、海岸線をドライブすることになった。花蓮も台東も太平洋に面しており、それを見て走る道路も整備されて、自然とお気に入りの曲がずっとBGMに流れてくるほど、映画みたいに美しい。紺碧だったり淡いブルーだったり、海の色も文字通り絵に描いたように鮮やかだ。
後に、台東出身の友人ができたが、彼女は台東での生活を「うんざりするほど退屈なのよ」と話していた。刺激の多い台北に比べれば確かにそうだろうが、やっぱり台東はいい、とあの海を思い出して、今あらためて思う。
posted by マダム スン at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 母になって | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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