2009年02月15日

「坐月子」初体験。

台湾と日本では異なるだろうし、台湾内でも病院によって出産費用や待遇はまちまちだった。出産&入院費はだいたい台北市内、また大きな有名病院ほど高いのが一般的だ。
珂産婦人科の規定では、自然分娩3日、帝王切開一週間の入院費用は無料で、いずれもそれくらいの日数があれば退院可能ということだった。
3日目でリーは一旦清算に行き、私は8階へ移る準備をした。付設の「坐月子中心」を数ヶ月前に予約してあり、そこであと10日間休養することになっていた。
ここでまず、「坐月子」たるものを紹介した方がよいと思う。
これはいわゆる「産褥期を過ごす」ことだ。中国大陸の方でも似たようなことをするのだろうが、台湾では産褥期、特に産後一ヶ月を大変重視する。初潮、産褥、閉経期を女性の大切な身体の節目ととらえるのだ。
産後せめて一ヶ月はできるだけ横になる。温かくする。重いものを持たない。冷たい水に触れない。風に当たらない。十分な栄養を摂る。調子が悪いところがあるならこの時期に治す。これは基本中の基本である。
素直に守るか守らないかは別として、さらにいろいろある。
お風呂(シャワー)、洗髪、歯磨き、髪を梳くことも禁止、と言うのだ。授乳室のママ友に聞くと、期間は一週間から一ヶ月とばらつきがあるが、誰もそれぞれに母親や義母から様々な「禁止令」を言い渡されていた。「嘘でしょう?」というほど厳しく、涙もほろろの新米ママもいて、互いに慰め合うありさまであった。
posted by マダム スン at 05:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 母になって | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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