2009年01月27日

羊水検査の危機

妊娠すると、ホルモンバランスの変化でイライラしやすくなったり、憂鬱になったりすると聞いていたが、私も例に漏れず、情緒不安定だった。お腹の子がとても愛しく、大切この上ないのに、ふと生きるのが嫌になったりするのはしょっちゅうだったし、自分でもびっくりするほど些細なことでモーレツに腹が立ったりした。
そんな状態だったので、早産の危険を指摘されて以来、さらに神経質になった。胎児は平均値からすると小さく、それでなくともできるだけ長くお腹の中にとどまった方がよいとされていたので、早産なんてとんでもなかった。

話は少し前後するが、こんなことがあった。羊水検査騒動だ。
羊水検査とは、羊水中の物質や胎児細胞を調べるもので、胎児細胞の情報より遺伝性疾患の有無を判定することができる。だいたい妊娠15週頃から検査可能となる。
日本では一般にほとんど話題にものぼらず、受ける人も少ない。しかし、台湾では34歳以上の妊婦は受けることを強いられる。まず、自分の担当医が勧めるし、私の場合はリーもとても積極的だった。
身ごもっている女性自身の反応は様々だろう。受けて当然、と思う人、拒否したいと思う人、どちらもいるはずだ。実際、リーの友人の奥さんは29か30歳で妊娠した時に希望して羊水検査を受けたという。
私は、もちろん後者に属した。嫌だ。絶対嫌だった。
まず、羊水検査は1/200〜1/300の流産のリスクを伴う。注射針を刺し、羊水を吸引するからだろう。受けたくない検査で流産なんてハナシにならない。
それと、ではもし遺伝性疾患などの異常が確認されたらどうするのだ。医師やリーや社会一般の見解は、異常があるなら産むな、というものだ。そんなこと、受け入れられるはずなかった。
posted by マダム スン at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾の家庭に嫁ぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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