2009年01月12日

空港から機内へ

台湾に帰ることが決まってからは、冷蔵庫にあるものをできるだけ工夫して食べるようにした。もったいないし、極力外出を避ける意味もあった。
3月上旬に香港入りした時は気管支炎で、台湾へ発つのが悪阻を伴っての同月27日。軽い身体と晴れやかな気分で香港に暮らすことがまったくできないままのサヨナラとなってしまった。

空港へ向かう朝、久しぶりに家の外へ出て驚いた。世の中は前の週と一変し、マスク姿の人がそこかしこに。約7割、老若男女問わず、マスク人口は目を見張るほど増加していた。
空港へは香港島とは反対方面の地下鉄一本、その駅でスーツケースを預けたり、チェックインも可能でとても便利だった。
しかし、想像以上の非常事態であり、空港到着後はさらに緊張した。マスクをしっかり着け、リーに続いた。
それにしても広い空港で、出発ゲートまでが遠い、遠い。ひどい吐き気とだるさで重い身体でなかなか颯爽とは歩けない私は、何度もリーから遅れた。空港中がSARSの驚異に支配されているようで恐ろしくもあった。
地元香港、キャセイ パシフィックの機内に進む。満員に近い乗客だ。意外に、マスク着用は義務付けられておらず、客室乗務員がマスクを携え、希望者に配っていた。
posted by マダム スン at 05:32| Comment(0) | リーと歩き始めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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