英語講師の仕事はどうしよう。お酒屋さんは?だいいち、私に中国語通訳なんて務まるのか、、、、、 留学で基礎力はついたが、報酬を得られる力があるとは思えなかった。
できるだけ早く返事がほしいということだったのが、かえってよかったのかもしれない。迷った。大いに迷ったが、では、どれくらいになれば、中国語を仕事として用いてもよいと思えるのだろう、と思うと、今でもいい、このチャンスはつかまねばならないと考えられるようになった。
先生にお礼を述べ、その工場の社長のもとへ面接に行った。この辺りに中国語を話せる人はいない、よろしく頼む、とすんなり採用され、後に引けなくなった。本当に思いも寄らぬ速さで中国語を使う仕事に就けることになった。
お酒のスーパーは繁盛しており、土日だけの出勤でも続けたいという私の希望を呑んでくれた。英語講師の方は、恨まれながらも辞めさせてもらった。中国語を優先したい気持ちは抑えられなかった。
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