2010年02月26日

『客家の祖母より、綿々と』〜1〜

無事メールで東京の編集長と連絡がついた。
限られた「入賞」受賞者の掲載だが、私の拙作を載せることは既に編集長の腹では決まっていて、私は喜びと光栄に胸が震えた。

僭越ではあるが、何回かに分けてこの場をお借りし、それを載せたく思う。

『客家の祖母より、綿々と』
 客家語で「妹」には<女の子>の意味がある。
 よって、女児が生まれると、「妹」の字を好んで用いる客家人は少なくない。
 葉心妹。私の祖母も、その字を授けられたひとりだ。

 三月上旬、ひかえめに晴れた日曜日、私と2人の娘を乗せた夫の車は快調に滑り出した。近くに住む義母も加わるとほどなく、通称北二高(北部第2高速公路)に入り、台北から1時間近く走って、竹南インターチェンジで下りる。そこからさらに二十分ほどを費し、ようやく祖母宅に到着。
 苗栗縣頭屋郷。簡易な伝統的住居<一條龍>に、八十六歳の祖母はひとり暮らす。
 日本の祖父母たちが皆他界して久しい。自分が母親になり、あらためて彼らの不在を残念に思うが、台湾で再び祖母を持てたことはとても幸いだ。私の義母、すなわち、夫の母親が十九の若さで嫁ぎ、子を儲けたのと、祖母の長寿のおかげだろう。  
posted by マダム スン at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 母娘3人で日本へ帰ることになる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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