台湾の南北、基隆市と屏東縣を結ぶ高速道路の通称である。
6月9日(月)私は3:30起床、いつものように洗髪。ランも4:00を待たずに起きてきた。今日からの家族旅行がよっぽど楽しみだったのだろう。リーの大学時代の友人、陳さんを訪ねることから発展した旅の朝だ。
自宅から車でものの5分足らずの北二高に入ったのは5:20。
朝食とトイレ休憩に寄ったが、リーの計画より早い9時頃、日月潭に到着する。台湾を代表する観光地だが、平日の朝とあり、難なく駐車スペースを確保して車を離れた。
日月潭は南投縣魚池郷に位置する台湾最大の湖。
湖の北側が太陽(日)、南側が月の形をしていることからこの名がついた。湖の周囲は約25km、水深約30m、2000m級の山々に囲まれ、一日のうちでも様々な表情を見せる有数の景勝地ゆえ、日本からのツアーコースに組み込まれることも多い。
4月頃から30度以上に暑くなる台湾、この朝の涼しいうちにと4人で一時間ほど湖のほとりを散策する。9時台だとまだ空気が涼しく澄んで心地良い。ランもメイも早起きなど何のその、たしなめないといけないほどはしゃぎ回る。
「あそこに今日泊まる宿があるよ。」
とリーが対岸を指差した。