その個人総合病院は10時まで受付けてくれる心強い存在だ。日本と異なり、診療時間が長い台湾の中でも10時までと言うと最長だろう。
薬局で人工皮テープを買い、自分で治療していたが、テープ交換の際やけど患部の皮がズレッとむけてしまい、その下に新たに水ぶくれもできていて、確かに怖かった。
外科専門の院長先生が診てくれる。小太り体型は相変わらずだ。
患部消毒などの処置は正視できないほどだ。例によって患部を看護師が写真に収める。
破傷風の予防接種を受け、飲み薬2日分が出る。
痛みは翌日のお昼頃までズキズキ、少なくとも4日間通院する羽目になった。
それから1月28日台湾大学病院歯科で王若松医師の診察を受けた顎関節症。
あの1本の注射は驚異の効果を発揮し、出された飲み薬を一度も飲まず2ヶ月以上が経過していた。だいたい2週間は効果が持続すると聞いていたが、個人差もあるゆえ私はよく効く方だったのだろう。
しかし、さすがに物を食べる時に痛みを感じ始めた。そろそろ2度目の受診を考えたが、あの四六時中金属で締め付けられるような激痛に比べたら我慢できるもので、私は何度も病院に電話をして予約日を変更した。
その4月いっぱいで退職する宣言をしていたリーは中旬、とうとう社長と口論となり「今日で辞めろ!」と言われる。どうやら社長がリーをなじったのが原因らしい。
今月末で失業というだけで十分悲しいというのに困ったものだ。