6日が大晦日、中国語でが「除夕」と言い、いちばん盛り上がる日である。家族が集い、ゆっくり夕食を楽しみ、午前0時をともに越すのが一般的だ。その前後からあちこちで爆竹が響き始めるのが、その年は雨、寒波襲来で寒く、静かだったので助かった。
上海から義姉、義弟一家が帰って来てにぎやかな年越し。
料理のうまい義母が腕をふるった食卓いっぱいのごちそうをいただく。
お年玉は「紅包」という真っ赤な小袋に入れ、大晦日にでも渡してしまう。日本で言う元旦を前に「新年快楽」とあいさつする。
お正月寒波と雨がちなお天気が続いたが、ずっと家の中では子どもたちが可哀そうだと、1月3日にあたる2月9日、リーと娘たち、義弟一家が車で故宮博物院へ行くことになった。三が日からオープンしているらしい。
7人はお昼を挟んで出かけた。
ようやく帰って来たリーによると、ものすごい人でゆっくりはっきり見られなかったらしい。お正月から大盛況なのだ。
それは大規模改装をしたり、新たなPRを展開して生まれ変わった故宮の威力とも関係しているのかもしれなかった。
私は語学学校の学生の頃、ひとりバスに乗って何度か故宮に通った。
なんでも3ヶ月ごとに展示品が入れ替えられるとかで、マンネリ化しないのも魅力だ。
また、人が少ない時にひとりブラリと訪れてみたい。