台湾は日本よりずっと高温多湿で、風邪なんて流行するのかな、と甘い観測をしていたが、しっかりあるのだ、各種疾患が。
こどもたちは小さいマスク着用で幼稚園に薬持参で行くことも多く、ランの担任・ヘレン老師にもたびたび昼食後の薬服用を頼み、世話になった。
さて、バタバタ子育て真っ最中主婦の私にもひとつささやかな息抜きがあった。
それは、土日家にいて、午睡の習慣があるリーの習性を利用したカフェ通いであった。
台湾にも喫茶店は多いが、たとえばスターバックスで一杯100元(現在なら300円〜)ほどするコーヒーを25〜40元ほどで供する簡易タイプのカフェもある。
ちょうどわが自宅マンション向かいに、そのタイプの喫茶店・伊巴珈琲ができてから、週末1〜2時間のカフェのひとときは私の心を潤した。
そこで、読書、執筆などでくつろぐ。
また、雇われ店長の王さんとの語らいも楽しみのひとつとなっていく。
彼女は私より5歳ほど年下で、小学1年生の息子が別れた夫と暮らしている、事実上独り身の女性であった。