菩提寺から帰ってしばらくは、やはりなかなか自分の考えを整理できなかった。第三者的に見ても、こう極端な2つの訓えのいずれを取り、我が道しるべにするかで、一生が大きく違って来るようにも思った。
とにかく私はご住職の祖父が著した『修証義通解』という本を4日間で読破し、その後も瀬戸内寂聴・玄侑宗久共著の『あの世 この世』、同じく寂聴さんの『釈迦』などの仏教に関する本を読み続けることになる。
さて、時は7月も下旬になる。横浜から従姉がやってきて10年ぶりの再会を果たしたり、31日は隣り町で水無月祭が行れ、幼い娘たちと星空を見上げながら歩いたり、台湾に帰る頃到着するように一箱分の船便を発送したりする。
また、子育てセンターで二胡演奏を頼まれたり、夏の高校野球甲子園大会が始まったり。台湾では準々決勝以上しかテレビで放送しないので、日本で見る甲子園に感慨深いものがある。