2009年10月25日

ラン、町医者へ。5日目に抜糸。託児ありの俳句講座受講。だが、台湾での俳句は断念。

いわゆる町医者で、地元住民の健康を長年にわたり守り続けてきたその外科が専門の沢井先生は、かつての英会話仲間でもあった。
私が学生時代、長期休暇で東京から帰省していた期間通った教室で一緒だった。口は良くないが、正直で素朴、とてもいい先生だ。
自業自得とは言え、ランは泣きながらもがんばった。麻酔注射を打ち、ひと針。そこで血が止まったので、ひと針で済んだ。包帯を巻かれ、化膿止めの飲み薬が出る。
その後3日間薬を換えてもらいに通い、5日目に抜糸して一件落着。

こんなことはあったが、基本的に私たちは実家でのびのび、充実した日々を送った。
母は60歳以上にしか入学資格がない地域のOB大学にこの年入学、週に一度、お弁当を持って授業に行った。
私は、隣り町の子育てセンター主催の1日俳句講座へも顔を出した。託児があり、ランもメイも連れて行けた。かねてから俳句に興味を持ち始めていたため、とてもタイムリーな企画に出会えたわけだ。

  駆け帰る 丸い手のひら 初きゅうり

恥ずかしながら、初めて詠んだ句。畑でもいだきゅうりをうれしげに持ち帰るランの姿を描いた。
台湾でも俳句つくりをしようと『俳句歳時記』まで購入したが、台湾に帰ってから、ここでは句が詠めないと愕然とする。
気候がちがうからだ。
日本は四季がはっきりしている。春夏秋冬の境があいまいで、亜熱帯の台北では、日本の季語の感覚や時期がずれてしまう。

俳句は日本ならではの、日本が誇るひとつの文化なのだ。
posted by マダム スン at 05:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本へ里帰り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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