2009年09月07日

NHK生活ほっとモーニングに見入る朝。「生きて死ぬ智慧」の著者、柳澤桂子氏を知る。

台北同様、ソウルでもテレビでNHKの放送を見ることができた。
私は年々、ほとんどNHKかその教育テレビしか見ない傾向が強まっていたため、とてもありがたく、それで事足りてもいた。
だが、知人友人がほぼ皆無に近い韓国でも、毎日は慌しく、忙しく、また娘たちの視力保全のためにもゆっくりテレビの前に座ることはなかった。

それは、唯一私が見るテレビ番組と言えた朝の連続テレビ小説放送の直後だった。8時半からも「生活ほっとモーニング」をしばらくつけたままにしていると、柳澤桂子氏と、彼女の近著「生きて死ぬ智慧」を詳しく取り上げており、私は家事を一時休止し、聞き入ってしまった。

柳澤桂子氏は、御茶ノ水女子大から婚約者の待つコロンビア大学へ渡り、博士号を取得。当時とても期待された科学者であった。
ところが、30数年前、突然原因不明の病気に倒れ、研究の道は絶たれ
失意の淵に追いやられる。
サブタイトル「心訳 般若心経」、「生きて死ぬ智慧」も紹介され、私は可能な限り、一句一句走り書きで残した。日記には、
「苦の中で、苦のままに幸せに生きることができる」
という一節を記し、その境地に私も辿り着きたいと書いている。

これにも再三書いたように、私はカトリック高校を卒業し、つかず離れずカトリックの訓えのそばにいた者であったが、30半ばを過ぎたあの頃からはそれ以外にも救いを求めていたように思う。
よって、そのNHKの放送は実にタイムリーであり、私はまさにその日から般若心経、ひいては仏教にも心を寄せ始めることになった。
可愛い2人の娘、恵まれた生活環境、山積する日課のなかにあっても、
心の乾きはごまかせないところまで来ていた。

posted by マダム スン at 05:23| Comment(0) | TrackBack(0) | リー新任地、ソウルへ移住 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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