2009年08月11日

台風、地震、台湾も自然災害に泣く島。移民、移住に夢託す。徴兵制度にまつわる物語も多し。

台湾南部、高雄縣の小さな村が土石流に埋まり、推定で600人ほどの村民が救助を待っている。
日本で、ここでも書いた台東の温泉地、知本のホテルが倒壊する映像が流れたそうだが、台風8号がもたらした被害は甚大で、今も続いている。
今朝、静岡県で地震があったが、台湾も地震多発地帯である。自然災害に苦しんできた島なのだ。
そして、かつての国民党と共産党の闘いから中国との関係は周知の如くで、台湾はいまだ国際的に微妙で脆弱な立場にある。
そういう背景があるためか、「息子がアメリカの大学を卒業して、そのまま向こうで仕事をしている」とか、「姉夫婦はオーストラリアに移住した」とかいう話を数え切れないほど聞いてきた。もっと大きな土地、市場、暮らしやすい環境、可能性を求め外地を目指す思いが、日本人より強い気がしてならない。
かく言うリーも、姉も弟も大学卒業後、3人とも渡米し修士号を取った。まあ、彼の家族の場合、そんな大それた気持ちはなかったとしても、軍人という公務員の家庭で、よくぞそこまでやりくりし、子供たちの進みたい道を拓いてやった義父母たちに頭が下がる。
台湾?
こんな小さな島をよく知らない人は世界にゴマンといるはずだが、そこにも歴史があり、文化も悲哀も夢もある。
英文科を卒業し、英語圏での活路を模索していた私がこのアジアの小島と深い縁を持つことになった自体、不思議だが、縁を活かせるか否かは私次第、心して生きねばとあらためて感じる。

今日午後もランの音楽教室へ行く。
昨日レッスンは終わったが、ランたちにアンパンマンの簡単な油絵を描いてやると言ってくれているウクレレ青年が、このところ多忙で、今日やっと手渡せると言ったのである。明日は「当兵」、入隊日。朝早く台中入りだ。

1ヶ月の訓練後、なんとくじ引きで赴任地が決まる。実家のある台北だとラッキーだが、離島の可能性だってある。
昔と比べて休みは取りやすく、交通もずっと便利になったとリーは言う。
よって、「当兵」がもとで恋人同士が別れるというのはオカシナことで、いくら何ヶ月間も会えなくても2人の愛が深ければびくともしないし、ひどい場合だと「当兵」を口実に女性がバイバイして去ってしまう。男子の「当兵」中の別れは、すべて女性側から、と言っても過言ではないとリーはここぼした。
そういうことなのか。そうなんだろうなあ、と私も頷ける。
日本にない徴兵制度をめぐる物語は実に豊富だ。
posted by マダム スン at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009台湾夏報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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