2009年05月29日

台湾で里帰り出産、それまでの道のり。

リーの言い分も妥当ではある。坐月子中心に入室できる最低期間は10日間で、標準的なシングルルームでも日本円で10万円くらいかかるのだ。
もちろんそれは私もイタいところだったが、産後10日というと自分の休養と赤ちゃんの世話で大変な時期だ。まして、里帰り出産ではない。義母には頼みにくいこと、気を遣うことは山ほどある。自宅にいるより気が楽だ。
それに、ランが生まれた10月末と異なり、台北でも最も寒い時期に当たる1月のこと、不安も大きかった。坐月子中心の行き届いた看護とサービスは大きい魅力だった。

一ヶ月くらいその件は落着しなかった。私は粘り強くリーに希望を訴え続けた。
そして、ある週末、例によって義母宅に帰った時、その話題が出た。
私たちのやり取りを聞いていた義母が言ったのだ。
「入ればいいじゃないの、今回も。私だって病院へ行ったり、妹の手伝いに行く予定もあるし、ずっと面倒見てやれないもの。」
まさに鶴の一声であった。リーは本当にその場で折れたのだ。
念のために言っておくが、リーはマザコンではない。だが、あてにしていた母がそう言ってはミもフタもなかった。
私は思わず拍手喝采、「ママ、謝謝!」と喜んだ。

義母には3人妹がいたが、その時言及した妹とは真ん中のその人で、出家して寺で暮らしていた。近々そこで催しがあるらしく、義母は泊りがけで手伝いに行く予定も入っていたのだった。

こうしてめでたく私はその産褥期ケアセンターに再び帰って来た。
今回はシングルルームなので、リーのいびきに怯える必要もなかった。そのセンターにいることが、台湾で暮らす私の里帰り出産だった。
posted by マダム スン at 05:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2子出産も台湾で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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