しかし、ほどなくして、ランには顔や身体に赤いブツブツができたり、咳も時々出るようになった。
それで、かかりつけ医と決めた自宅から5分ほどの小児科へ診せに行く。最初診てもらったのが院長の陳医師(私の産婦人科医と同姓の陳。台湾では陳という姓が最も多いと言われる)だったので、彼の診察担当時間に行くようにしていた。
赤ちゃんはいろいろと体調を崩す。それにランはアレルギー体質なので、そっちの影響かもしれないし、これだと断定は難しいということだった。身辺を清潔に保つよう指示され、塗り薬と飲み薬をもらう。
それから、また10日ほどが過ぎた。
ランは相変わらずでスッキリしない。おかしい、このまま放っておいてよいのか、とリーと私は不安になり、再度幼婦医院へ連れて行くことにした。
結局その大きい病院で診てもらっても、納得、安心できる答えは得られなかったが、深刻な大病を患っているのではないことはわかり、ランの成長やそれに伴い強くなるであろう抵抗力に希望を持ちつつ期待するしかなかった。
お腹の第2子、メイも1600gを超え、まずまず順調に大きくなっていた。8ヶ月だというのに、私はそれほど太らず、お腹も小さかったので、「え?8ヶ月?5ヶ月くらいかと思った。」と言われることはしょっちゅう><
(待った!リーの前で言わないで!)
と心中よく思ったものだ。リーが胎児のサイズを気にするのは、ランの時同様、凄まじいものがあった。