女の子だと思っていたのに、産んでみると男の子だった、というパターンは時々あるらしい。
だが、その逆はめったにない。私も、次に定期健診へ行った際、陳医師も、「おかしいなあ、、、、男の子だったのになあ、、、」と解せなかった。でも、科学的に検査すると女の子なのだ、仕方ない。
いくつか名前の候補すら挙げ始めていたリーだった。
2人目の女の子を歓迎する私を尻目に、リーは出て行く。
「ビール買って来る。」
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酒量は多くないが、彼は飲むのが好きだ。ヤケ飲みというのもたまにあった。
コップ一杯で幸せな気分になれる私よりはずっと強いが、飲めば飲んだ分だけ反応が如実に出るので、私は彼のお酒に好印象はない。
500ML6缶を提げて帰って来た。よからぬ副作用が出る量だ。
リーはテレビの前で、始終ぐちぐち言いながら、6缶とも飲み干し、大いなる落胆に荒れた。