小降りになると、やはり早くホテルに入り落ち着きたくなった。
再び地図を出し、それを頼りに予約してあるビジネスホテルを探す。
ネットにあった写真と同じ外装が見えて来てホッ。チェックイン開始時間より30分あまり早かったので、ロビーで待った。
ようやくどっしり重い鍵を渡され、エレベーターで7階のシングルルームに向かう。鍵を鍵穴に突っ込むと、拍子抜けするほど容易に開く。この鍵ではなく、他のだいたい形が似たものでもすぐ開いてしまいそうだ。その上、室内からかけられるチェーンもついていない。これでは外出時も在室時も不安だ。
とりあえず荷物を下ろし、ハンガーに服を掛けたりしながら考える。
高級でもなく、シティホテルでもないからこれくらいのものなのか、沖縄だからいい意味でのんびりしていて、犯罪が稀で、ホテルもこれで大丈夫だと思っているのだろうか、、、、、、そうかもしれない。
私は良い方に解釈することにして、沖縄しか放送されないテレビ番組や、ひとりの夕食をそれなりに楽しみ、熟睡できないまま朝を迎えた。
すべて荷物を持ち、歩いて領事館へ行く。開館時間を待ち、一番に入室。出来上がった書類を見て喜んだのも束の間、その書類を持って
台湾の中正国際空港到着後、空港内にあるという外交部の出張所みたいなところへ行き、受理されてめでたくビザが下りるという。
は? そうなんですか?
道のり、はるか遠し、、、