2009年03月22日

爽やかな日本に帰って,ラン座る。

台北から関空は近いのだが、空港から自宅までが遠い。電車やバスを利用し、いくつかルートを組めるが、いずれにしろ乗り換えは必要だし、エレベーターやエスカレーターがホームから遠かったり、なかったりで、重い荷物を持ってランを抱いては難儀だと、従兄にお願いすることになったのだった。これには本当に助けてもらった。

関空に着き、外気に触れた時はひんやりした。台北と気温差が10度近くあるので無理はない。ランの風邪は帰国後しばらくすっきりしなかったが、汗をかかなくなり、汗疹は治った。
米粉や麦粉と呼ばれるオートミールみたいな一種の離乳食が台湾にはあり、粉ミルク以外にそれらを徐々に与えるようになっていたが、帰国後本格的に手作り離乳食を開始した。母に訊いたり、本を見たりして作り、どきどきしつつランの口に運ぶ。はじめ、にんじんやじゃがいもでとろとろペースト状のを作り与えてみたら、大丈夫、食べた。
でも、同じものをたくさん食べるのは飽きるようだった。
私が無事、運転免許証の更新を済ませた数日後、ランは初めて座れるようになった。その上、今にも這い這いしそうな勢いだ。反動つけて一歩踏み出したいがどう進めばよいかわからない感じである。そのしぐさも可愛い。
市の方から、乳幼児健診の案内が来ており、保健センターへランを連れて行く。ランは日本籍もあるので、こうような公のサービスも享受できた。行ってみると、保健婦や医師ともに診てもらえて、とても有意義だった。6ヶ月と19日で、身長65.6cm、体重6300g、胸囲38.0cm、頭囲41.6cm。よく動くねえ、元気ねえ、と言われる。小さく生まれたが、順調に成長していた。

ランを抱いたり、あやしたりする両親の様子を見ると万感迫り来る。
50代で孫ができる人もいる。10人以上孫がいる人だっている。
うちの父は70歳でやっと初孫を抱いた。平坦でなかった来し方を思い出しながら、私にもようやく、ささやかではあるが親孝行ができた気がした。
posted by マダム スン at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾に家庭を持って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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