2009年02月06日

歩き疲れた夜

「歩いてもすぐだよ。」というリーの言葉を信じ、手を引かれる格好でトコトコ歩いた。
夜市に着くと、昼間のように明るく、週末でもないのに夕飯やショッピングに集まる人の波、人の山。私も1〜2度来たことがある夜市で、その気もないのにあまりの安さについつい洋服を見たくなる。
リーには馴染み深い場所らしく、目当ての美味めがけて一直線だった。「台湾小吃」がいっぱいなのだ。これは、台湾に古くからある定番メニューで、牡蠣入り卵焼き、包子、大腸麺線、臭豆腐などなど、屋台が軒を連ねていた。

空腹だったリーが満足するのを待ち、また車まで帰らねばならないと思うと泣きたくなった。私が速く歩けないせいもあるだろうが、往復一時間はかかった。妊娠中は一貫して極度に疲れやすく、夜は一日の疲れがどっとたまるのでふだんならお休みモードに入っている時間でもあった。
帰宅後シャワーを浴び、もらって来た塗り薬を無残にひび割れたお腹にたっぷりと塗る。見た目はとにかく、オソロシイ痒みにだけでも即効を願った。
そして、いつもより遅く11時過ぎにようやく就寝。くたくただった。リーは私と逆の夜型人間で、1時や2時まで起きていることが常だった。
疲れてすぐ眠りに落ちた私だったが、お腹に衝撃を受け、目が覚める。膨らんだお腹から「ポッ」というような音が聞こえたように感じ、ほどなくして強烈な痛みがやって来た。
posted by マダム スン at 05:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾の家庭に嫁ぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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