しかし、リーはあれこれあることないこと外野がうるさく言うのが疎ましく、予防線を張った。私の悪阻もしょっぱなからひどかったこともあり、家にいることを勧めた。
あとになって、そうしておいてよかったと何度も思った。嫌な予感は当たり、悪阻は6ヶ月になっても7ヶ月を過ぎても身体に居座った。
朝起き、活動できるようにはなったが、必ず昼寝が必要になった。以前、リーと同じ職場にいた時、妊娠中の同僚がお昼の休憩時間にデスクに突っ伏したりして休んでいたが、私は座っているだけではダメで、横になって1〜3時間は午睡しないとつらくて仕方なかった。
それ以外の時間も常に具合が悪く、仕事に行くなんて考えただけでゾッとした。
そうして安静な生活をしていたのに、7ヶ月目の8月、早産の兆候があると診断。お腹の調子がいつもとちがうなあと思いながら定期検診に行った時指摘され、その後2週間ほど、私はほとんど自宅にこもって不安な毎日を送った。