私は自分の能天気な思い込みに苦笑せざるを得なかった。昔からある欠点の一つだとも言えた。気持ちは沈みがちになったが、引き続きリーに学校や日常のあれこれをメールで知らせ、彼が台湾に帰って来た時顔を見るのを楽しみに待つことにした。それしかできなかった。
学校は楽しかった。相変わらずまじめに毎日通い、宿題やテストにも取り組んだ。英会話学校にも週2〜3回は通い、毎日一度は教会や聖母公園に行った。
会社は週休2日制だったが、土日でも誰かは残業したり、オンラインゲームサービス運営のため、必ず交替で出勤する部署があったので、自分の身分さえ証明すればいつでも社内に入れた。遠いリーを想い、寂しい週末に耐え切れず、私はあの頃から週末でも会社へ行き、パソコンをONにして、彼を探した。